Archive for January-2007
第13巻「拳銃無宿!?の巻」
2007-01-06 17:00:00
この巻でも麗子の活躍は目覚しい。「ホワイト・カメアリの巻」ではスノーモービルを乗りこなし、「歳末サバイバルの巻」では大掃除から逃れようとする両さんを確保。「挑戦ギネスブック!?の巻」では肝っ玉かぁちゃんのように、4日間寝ずに麻雀を打ち続けて倒れた両さん中川ら4人をたたき起こす。「人間適正検査!?の巻」では、麗子の運転するバイクの荷台に乗って、セクハラまがいの場所に掴まる両さんを振り落とし、「拳銃無宿!?の巻」では機関銃をぶっ放す。「ぼくら少年剣士!の巻」では、押さえつけられたところから護身術で両さんのみぞおちに1発入れたあと、面で1本。
男勝りな一面だけでなく、「年ごろ!?の巻」では、可憐な晴れ着姿、「かめありエンジェルス!?の巻」では、セクシービキニ姿を披露。特にビキニは、ハイレグでなく、股上浅め。現在でも通用するおしゃれさです。
両さんが中川をそそのかして悪さをして、麗子にこっぴどくやられる、という現在も続く構図が、この巻で完成された様子。麗子強い!
巻末寄稿はツービートが登場。あの世界の北野武ですよ。髪の毛がふさふさで、前髪が揃っちゃってる武さんはちょっとかわいい?必見です。
Category : 11~20巻第14巻「バイク男・本田!!の巻」
2007-01-14 17:00:00
注目は本田の登場!巻のタイトルにもなっている「バイク男・本田!!の巻」で、現在も変わらず活躍する本田が生まれます。本田は普段は無口でおとなしい性格ながら、バイクにまたがると豹変、性格が別人のように強気になり眉毛の角度も鋭角に。この巻で両さんに「ジキルとハイドのようだ」といわれますが、まさにその通り、顔も口調も全く別人なので、しっかり読んでいないと同一人物とわからなくなってしまうかも…。首に巻いた真っ白のスカーフがトレードマーク、目印にしてくださいね。この間の本田は現在よりも醤油顔(?!)、だんだん優しい顔つきに変化していきますね。話の最後に愛車が筋肉質のガタイのいい男に車で轢かれぺしゃんこになりますが、ばらばらになったバイクのハンドルを両さんに握らされ、豹変。男の顔面をハンドルで殴ったあと、足で蹴り飛ばし、1件落着となります。その後も要所要所で活躍する本田の初登場は見逃せません。
巻末寄稿は落語家の林家らぶ平。両さんに江戸っ子のきっぷのよさを重ね合わせ、男のロマンと憧れる気持ちを吐露しています。
Category : 11~20巻第15巻「ローラー大作戦!の巻」
2007-01-16 17:00:00
この巻では、町の人とのふれあいが見所です。江戸っ子気質の両さんが下町で大暴れして…というところがこち亀の大きな魅力ですが、15巻では特に目立って感じます。「実戦セールス講座!?の巻」では、行商のおばぁさんからカニを購入、新聞セールスのお兄ちゃんともひと悶着。「下町カボチャ!の巻」では、区民農園を借りることになり、地主のおじさんに教えを請います。そしてなんといっても「祭り気分!の巻」でのおみこし!警備のはずの両さんが、我慢できずにはっぴをかりて、担ぎ手に参戦、でも結局部長に見つかり三つのおみこしを一人で担ぐことになりました。
こち亀では、バイクなどの精密な絵も評判ですが、扉絵でバイクの紹介がはじまったのも必見です。中川×YMAHA TZ750D、麗子×KAWASAKI KX250、両さん×BMW-R39。バイクの名前には子供でも読めるようにと送り仮名が振られているのですが、BMWのWを「ダブリュー」とは書かずに、「ベー」と書くあたり本物ですよね。本当に好きな人でないと、ついつい「ダブリュー」と呼んでしまいますから。細かいところにこだわりが見えるのは、こち亀の面白さです。
巻末寄稿は笑いの宣教師イエス玉川。両さんを森の石松に例え、両さんの魅力、こち亀の魅力を語っています。
Category : 11~20巻第16巻「大和魂保存会!?の巻」
2007-01-20 17:00:00
第16巻では、麗子登場以前の男臭いこち亀の雰囲気が強いです。麗子の絵も心なしか押さえ気味、トレードマークのボインも心なしか押さえ気味…。「大和魂保存会!?の巻」は、外来語を嫌うアイスキャンディー屋のおじさんの話。公園の子供たちに「日本語おじさん」と呼ばれるこのアイスキャンディー屋さん、かたくなにカタカナ語を拒絶し、子供たちを指導。アイスキャンディーも、もちろん「氷菓子」だし、インベーダーゲームは「侵略者遊び」、テレビは「箱型電波受像機」と呼ぶからこのこだわりは本物。でも自宅に行ってみると、実は大のアメリカ好き。奥さんもアメリカ人なのになんでそこまでこだわるのかというと…、原因は奥さんに。奥さんはアメリカ人のくせに大の日本びいき、「日本人くせにどうして日本人らしくならんのや」となぜか関西弁で夫をまくし立てる。カタカナ語を使わないと、会話しづらい世の中ですよね…。
では、この巻にあいならって、外来語使わずに僕の今日一日の出来事を綴ってみましょうか…
「仕事から帰ると、箱型電波受像機で報道番組を見たあと、女房の手料理に舌鼓、風呂に入って西洋式箱型布団で床につきました」
「アフターファイブにマイホームにカムバックすると、テレビでニュースをウォッチングしたあと、ハニーのクッキングをシェアしてバスタイム、ベットでスリーピングしました」
…なんだかそれも違和感ですね。何でもほどほどにがいいようです。
巻末寄稿は音楽評論家の吉見裕子、麗子への憧れを綴っています。
Category : 11~20巻第17巻「劇画刑事・星 逃田!の巻」
2007-01-24 17:00:00
この巻でも、麗子の印象は薄れ、男性キャラクターが際立ちます。「ハーレーのち曇り!?の巻」「交通安全指導の巻」「スピード狂時代!の巻」では、バイクの狂人本田が、「劇画刑事・星 逃田!の巻」では、ゴルゴ13バリの星が活躍。両さんメインの話も多く収録されています。「ギア・チェンジの巻」では、漫画家の男だらけの作業場の様子が…。その後何度か登場する、漫画家の壮絶な舞台裏暴露ネタの初出でしょうか、チョコチョコ盛り込んでくるところ、生々しくて面白いですよね。
前巻で、中川からミニバイクをプレゼントされた両さん。「長い一日!?の巻」でしっかりヘルメットをかぶり、走る姿がちょっとかわいい。バイクに「両津」としっかりネームを入れていたり、意外と気に入っているのかしら…。しかし両さんって、免許持ってましたか?運転しているイメージが無いもので、ちょっと意外。まぁジェット機を操縦していたりするし、運動神経がいいのだから、不可能ではないと思いますが…。本田は車の免許持っていないみたいです。「スピード狂時代!の巻」で教習所に行きますが、狂人っぷりを発揮し、御用となりました。
巻末寄稿はタレントの小柳トム、両さんの人間臭さを好評しています。
Category : 11~20巻第18巻「カメ型人間!の巻」
2007-01-28 17:00:00
前巻で登場した星が、またもやこち亀をジャック、「劇画刑事・星 逃田IIの巻」で、完全にのっとります。実写漫画(写真に噴出しを入れたもの)に挑戦してみたり、普段4段の漫画を8段にしてみたり、秋本先生の遊び心のみで進められる話です。ストーリーもへったくれも無くて、読むのも忙しいけど、こういう話も好きだったりします。読者に「高級時計を探して」と最後に投げかけたり、読者遊びもここから始まります。
この巻のなかで、一番好きな話は「薬の時間!の巻」、薬依存症の他署の警官が、車に酔って派出所に休憩に来るところから話が始まります。とにかくこの男薬を飲む。肩に提げた救急箱には各種薬がぎっしり。「薬だけで腹いっぱいにならんか」という両さんの問いかけにも「下剤を飲んでおなかを空っぽにして食事をする」というから極端。性根をたたきなおそうと、両さんがあの手この手を尽くすが撃沈。目には目をとばかりに、小麦粉を練ってフライパンで炒め、丸薬風の怪しげな玉を作成。それを1個500円で売りつけた。すっかり騙された男は律儀に3万円おいていくも、金に目が無い両さんでさえ「受け取りにくい」と手をつけず。まぁ結局元気になったのだから、とんちってすごいですわ。
巻末寄稿は落語家の林家しん平、両さんを「寅さん」になぞらえ、魅了されていることを打ち明けています。
Category : 11~20巻1
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