Archive for November-2006
第1巻「早打ち両さん!?」の巻
2006-11-01 17:00:00最近になって「こち亀」を読みはじめた人や、アニメ版しか見たことがない人は、ぜひ第1巻を一読することをおすすめします。両さんをはじめ、登場人物たちのキャラクター設定が、いまと全然違うんですよ!
まず表紙からして、もろ肌を脱いだ両さんが日本刀を構えているという飛ばしっぷり。性格も凶暴そのもので、道を尋ねてきた旅人に、「東京はてめえみてえな百姓がくる所じゃねえ」と怒鳴って追い返してしまうほど。
いまや良識派となった中川巡査や大原部長も、両さんに負けないくらい弾けていました。中川巡査はダーティーハリーのマネをして罪のないライトバンをM29で撃ちぬくわ、大原部長は女子大生が派出所にきているという知らせに、ヨダレをたらしながら喜ぶわ、みんなとても警察官とは思えません。そういえば寺井さんも、勤務中にウイスキーを飲んでいましたね…。唯一現在と変わりないのは、戸塚巡査くらいでしょうか。彼は最近、めっきりと出番が減りましたが。
でも、そんなキャラクターたちよりも今とギャップがあるのは、巻末に応援文を寄せている小林よしのり。20代前半のその姿は、グループサウンズのメンバーみたいで、かなり男前なんですよ!
第2巻「敵もさるもの!!」の巻
2006-11-06 17:00:00第2巻でも、派出所の面々は相変わらずの極悪ぶりを発揮しています。
現在は品行方正キャラの代名詞となった寺井巡査が、両さんや戸塚に隠れて、自分だけ酒を飲もうとしている姿が印象的です…(もちろん勤務中に、ですよ!)。
両さんも、今のように子どもに優しいといった性格ではなくて、小学生の募金でスキヤキをしてしまうという非道ぶり。子どもにもらったプレゼントを踏みにじったり、野球のボールをぶつけたりとやりたい放題です。
そんな第2巻で注目したいのは、タバコ屋の洋子ちゃん。自身がタイトルになった「タバコ屋の洋子ちゃん…の巻」というお話のはじめ、全8話中3話に登場しているという活躍ぶり。この頃はまだ、高校入学前だったんですね。
3巻以降も、ときどき出演してはマドンナ的な位置づけを担っていた洋子ちゃんですが、近年はすっかり見なくなってしまいました…。登場時は今からちょうど30年前の1976年。当時、洋子ちゃんと同い年の中学3年生が実際に歳を取っていれば、今45歳になっています。そう考えると、改めて「こち亀」の歴史を感じますよね。
第3巻「消えた派出所!?」の巻
2006-11-12 17:00:00往年の人気アイドル(に、そっくりなキャラ?)が次々と登場するのが初期の「こち亀」の特徴です。
第3巻では、大田裕美、アグネス・ラムをモデルにしたと思しきキャラクターが登場します。そして、なんと巻末解説には大田裕美本人が登場。写真を見ると、やっぱり若い!でも当時はハタチそこそこだから、当然ですよね。
個人的に注目したいのは、「テレビ出演の巻」に登場した近藤正臣。実物通り、かなりのイケメンに描かれていますが、両さんに撃ち殺されそうにされるシーンでは、悲惨な姿を晒しています。でも肩や頭に実弾がかすっているので、それも仕方がありませんね…。
「ゴキブリと両津の巻」では、両さんの胃袋の強靭ぶりが明らかにされます。大原部長にだまされて、戦前から倉庫に放置されていた酒を飲まされるも、本人はケロリとしています。しかしよく考えたら、いくら復讐のためとはいえ、勤務中に酒をすすめるのはマズいのでは?女子大生からもらった(と本人は思っている)チョコを、「クチャ、パク、ペロリ」とスケベそうな顔で食べるなど、この頃の部長はかなりアナーキーでした。
第4巻「亀有大合唱!?」の巻
2006-11-18 17:00:00
犬のほかにも、しばらく名脇役として活躍する野口巡査長も登場します。初期は結構な頻度で登場していましたが、あまりキャラが立っていなかったこともあり、いつの間にか忘れ去られた存在となってしまいました…。
ところで第4巻は、初期版と後期版の2種類があるって、知っていました?初期版では、帝国主義をモットーとした「水元公園前派出所」が舞台のエピソードが収録されていました。あまりに強烈な同派出所班長のキャラクターゆえに、カットになってしまったんでしょうね。
第5巻「取りしまり日よりの巻」
2006-11-24 17:00:00
まず色違いで何台もそろえるスーパーカーで自宅に向かいますが、庭が広すぎて住んでいる本人ですら道に迷ってしまいます。あげく道案内のジープに道を聞き、ようやく中川巡査の「部屋」に辿り着きますが、どうみてもそれは宮殿…。
さらに注目したいのが、中川邸で中川の妹である「登志恵(としえ)」が登場するシーン。古風な名前とその美貌のミスマッチ感がたまりませんが、残念ながらめったに登場しないレアキャラとなっています。2ページに渡って登場するシーンは大変貴重なので、「こち亀」ファンなら必ずや押さえておきたいエピソードです。
第6巻「亀有のダビンチの巻」
2006-11-28 17:00:00
時代を感じさせるお話として際立っているのが、「迷子さんいらっしゃい!!の巻」です。寺井巡査が電卓で計算をしているシーンからスタートするのですが、いまや100円ショップで売られている電卓を、両さんがかなり珍しがっています。「ほう、こりゃあすごいな。た、足し算ができるのか!」と真剣に驚いている両さんの姿は、今の子どもが見るとかなりギャップがあるでしょうね。まるで原始人です。ハイテク機器を完璧に使いこなしている現代の両さんからは、想像できない姿です…。
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