第19巻「ああ!忍車部隊の巻」 | Main | 第17巻「劇画刑事・星 逃田!の巻」
第18巻「カメ型人間!の巻」
2007-01-28 17:00:00 Category : 11~20巻
前巻で登場した星が、またもやこち亀をジャック、「劇画刑事・星 逃田IIの巻」で、完全にのっとります。実写漫画(写真に噴出しを入れたもの)に挑戦してみたり、普段4段の漫画を8段にしてみたり、秋本先生の遊び心のみで進められる話です。ストーリーもへったくれも無くて、読むのも忙しいけど、こういう話も好きだったりします。読者に「高級時計を探して」と最後に投げかけたり、読者遊びもここから始まります。
この巻のなかで、一番好きな話は「薬の時間!の巻」、薬依存症の他署の警官が、車に酔って派出所に休憩に来るところから話が始まります。とにかくこの男薬を飲む。肩に提げた救急箱には各種薬がぎっしり。「薬だけで腹いっぱいにならんか」という両さんの問いかけにも「下剤を飲んでおなかを空っぽにして食事をする」というから極端。性根をたたきなおそうと、両さんがあの手この手を尽くすが撃沈。目には目をとばかりに、小麦粉を練ってフライパンで炒め、丸薬風の怪しげな玉を作成。それを1個500円で売りつけた。すっかり騙された男は律儀に3万円おいていくも、金に目が無い両さんでさえ「受け取りにくい」と手をつけず。まぁ結局元気になったのだから、とんちってすごいですわ。
巻末寄稿は落語家の林家しん平、両さんを「寅さん」になぞらえ、魅了されていることを打ち明けています。
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